デザイナーに頼まず自分でデザインする方法〜ロゴ編〜

こんにちは、Keikoです。

昨日はとあるご依頼のロゴを作成していました。実は、最後の会社員時代は、広告ディレクターだった私。イラレやフォトショやインデを駆使しつつ、ディレクションしてました。

そう、ディレクターとデザイナーは、実は似て非なるものでして、ディレクターはその名の通り、指示をする人な訳です。自分で原稿の構成を作り、デザイナーさんやライターさんに指示を出し、それらを集めてまとめあげるという仕事。一方、デザイナーさんとは、デザイン製作に特化した人です。もちろん業務が被ることはあるので、ディレクターであっても、デザインしたりライティングしたりすることはあるのですが。

そんなわけで、デザインに関しては専門外だったのですが、フリーランスになって6年、自分で試行錯誤しながら、いろんなデザインもするようになりました。

まず、フリーランスになってすることは、自分の存在をアピールすること。

私、こんな仕事してますよ！って、知ってもらわなきゃ、仕事は始まらないのです。

そこで必要になってくるのが、名刺やらリーフレットやら、ブログやHPなどの告知ツールたち。それらを外注していたら、費用がかかって仕方ない。

そこで、ある程度の知識と経験を活かし、（まぁゼロではなかったので）自分で全部やり始めたんですよね。

そうして自分のために始めたことが、すぐに依頼して頂くようになり、いつしか仕事になっていきました。

そこで、きっとプロのデザイナーさんだったら、こんなことはしないかもしれないけれど、簡単に・安く・プロっぽいデザインを自分で作りたい方に、私流のデザイン制作をお伝えしていこうと思います。

デザイナーに頼まず自分でデザインする方法〜ロゴ編〜

というわけで、まずはロゴです。

サンプルのデザインがこちら。

5cm＊5cmサイズのロゴシールです。間も無くサロンをオープンさせるということで、オープン記念のノベルティに貼るシールを作りました。

シールっていうのがポイントで、実は最初はパッケージに直接プリントしたいという話だったのですが、それだと他に応用が効かないので勿体無いですよ、と。

シールにしておけば、他の商品にも貼って使えるので便利なのです。しかもこれ、サイズと紙質は限定されますが、印刷代は990円という格安！（送料は別途）

依頼した印刷会社はアドプリントです。多分、一番使ってる印刷屋さん。安くて、選べる紙質が多い！というのが特徴。ただし、安いからこそ、あまりフォローはしてくれません。データミスがあっても、印刷に問題がなければそのまま連絡なく印刷されますし、以前、使わないデータが間違って表示されて印刷されたので、クレーム入れたら、「いや、データ消してないそっちが悪いんでしょ」と一蹴。。。イラっとしたけど、やり直したところで安いからまぁいいや。笑　

で、やっと本題のロゴの作り方ですが、超端的にまとめますと、

①商用使用OKのフリー素材を探す

②目的にあったデザインを選び、自分好みにカスタマイズ

③テキストを入れて完成

以上です。

では、詳しく説明します。

①商用使用OKのフリー素材を探す

イラストACとか写真ACとかシルエットACとかたくさんあります。『デザイン　素材　フリー　』とかで検索するとまとめサイトが出てきますので、そこで探します。その際、拡張子（jpgとかpngとか）はaiやpdfを選んでください。オリジナルにカスタマイズが出来るようにです。そして、デザインには著作権があります。無断で使用するのは、NGですのでお気をつけください。なので、商業利用できて、かつ、コンセプトに沿ったデザインを見つける、この探すという作業が一番時間がかかります。納得いくデザインを見つけましょう！

今回の元データはこちら。

②目的にあったデザインを選び、自分好みにカスタマイズ

①でベースになるデザインを選んだら、次はこれをカスタマイズしていきます。使用するのはIllustrator（イラストレーター：通称イラレ）。最初のうちは色を変える程度でもいいかもしれません。形を崩しすぎるとバランスが悪くなって、せっかくのプロのデザインが台無しですので。自分の商品やサービスのテーマカラーや、コンセプトに沿ったデザインを選びましょう。可愛いからとか、好みだとかで、全然関係ない写真やイラストを入れたがる人もいますが、アンマッチなので、結局何屋さん？となってしまいますので辞めましょう。

今回はデザインはほぼそのままで、蝶の位置を少し変え、全体的に色を変えました。テキストの邪魔になる葉っぱも少し削除して。お客様のコンセプトが南仏・プロバンスなので。デザインもカラーもそれに合わせて。

③テキストを入れて完成

②でデザインが完成したら、最後はテキストを入れます。ロゴ制作は、面倒な説明などは不要ですので、屋号とあと一言くらいで十分かと。ロゴはビジュアル命ですから、説明したって読まれませんので、パッと見で雰囲気や内容が伝わるものを。今回のサンプルは屋号＋オープンということを伝えたいだけですので、テキストはそれだけです。

テキストを入れる際、フォント（文字の種類）にはこだわりを。フォントが違うだけで、全然雰囲気が異なりますので、フォント選びはすっごく大事です。

以上。

これで印刷会社にオーダーするのですが、印刷会社の入稿ルールがありますので、それは各会社のやり方に従ってください。テキストはアウトライン化するとか、画像は埋め込みにするとか、です。

そうそう、イラレとか買うと30万くらいするのかな？めっちゃ高いです。でも、デザイン制作には欠かせないので、AdobeCreativeCloudというメンバーシップのサービスを利用しています。これで、IllustratorもPhotoshopも定額で使えます。私は毎月5000円で全てのサービスが使えるものを契約してます。こちらも契約してもう6年目。フリーになった瞬間から使ってます。月額5000円てまぁまぁしますが、自分でデザインするなら必要不可欠。さらにこれが仕事になれば、元は取れますので、 とりあえず無料体験してみては？

それでは。