フリーランスの世界で良くあるお友達価格という弊害
こんばんは、Keikoです。
今日は”お友達価格”について
お友達価格とは、いわゆる一般料金ではなく、知り合いだから、お友達だからという理由で、ちょっと割引したりサービスしたりするもの。特に女性同士は、これをやりがち。まぁ、お互い様の精神で、持ちつ持たれつみたいで、安易にサービス価格を設定し、そのままサービスを提供してしまうんだけど、あとあと問題や弊害が起きて、後から「今後は、その設定じゃ無理です」と、なってしまう、あの超絶厄介なあれです。
そう、私はまさしく今日、そのお友達価格の弊害にやられ、久しぶりに起き上がれないくらいのおもーい頭痛に悩まされ、夕方から寝込んでしまいました。。。
お友達価格は持ちつ持たれつであるという点を忘れるな
そう、お友達価格を今後辞めましょうと、どちらかが一方的に言い出します。しかし、そもそも、お互い様精神で結ばれた特別契約ですので、相手だけではなく、こちらも何かしらのサービスを提供している・提供してきたわけです。
ただ、こういう状況になるというのは、相手のビジネス状況が良くないということが大いに考えられるので、それを覆すことは難しいでしょう。少なくとも私は、それに対して文句は言いません。ただし、こちらも相手に対して過剰な利益を提供する義務も同時に解消されます。
そう、そうなったらそうなったで、契約解除なのです。
これまで、忖度して(サービス内容や価格を他社と比較することなく)その相手を選んでいたことも、今後はきちんと内容を吟味して、損得を考慮して選べばいいわけです。
でも本当はそもそもそんな契約などしてはならぬ!!!
お友達価格が契約される時は、だいたいお互いがもともと良く知っている間柄だったり、親しくなり始めて間もない内で、関係性が徐々に良くなっている(右肩上がりの時期)だったりします。そりゃ、相手に対して良い気持ちじゃなければ、そんな話にはなりません。ただし、女性同士の喧嘩別れや、べったり一緒だった人と急速に疎遠になる状況は本当に良く起きます。私も過去に何度か経験していたので、どんなに親しい人でも、ビジネスでの付き合いである以上、「付かず離れずの程よい距離感」というのは常に心がけていることです。
それでも、こういう事態は起きうるのです。だから、その時の状況が良くても、あとあと問題にならないように、最初からそんな契約はするな!ということ。
重々肝に命じていたはずなのに、今回同じミスをしてしまった自分への戒めでもあるのですが、これは本当に心から思う。。。
そもそもそんな割引持ち込む時点で甘いんだよ。
割引って嬉しいじゃないですか。お得だし、特別感あるし。でもね、こういう破綻した時に本音って見えるもので、今日は「本当だったらあんな○○サービスなんてしないよ」と、言われました。それは別に、こちらが頼んだサービスではありません。相手が好意でしてくれていたことだと思っていたのですが、そんな本音を相手に直接言うって、もう末期です。しかもそんなに高いサービスではありません。。。数百円程度の。。。書いてて虚しくなるくらい。この数百円程度のサービスで、恩着せがましく言われたら、もう、たまったもんじゃない。
じゃあ、そんなこという相手が悪いのか?いえ、割引に甘んじた私が悪いのです。最初からお互い仕事なんで、きちんとお互いの正規料金で仕事しましょう、と、提案しておけば、こんな事態にはならなかったし、こんな嫌な気分にはならなかった。
ちょっとの割引に甘んじた結果、その後の後味の悪さといったら。
そんな相手に、お友達価格で仕事をかるーく頼まれました。今やお断りしているデザインのお仕事なんだけど。と言うわけで、きちんと正規料金を請求します。で、提示してNGなら、他へどうぞ。
そうだった。仕事は毅然とした態度でしなきゃ。
お友達価格の弊害は、仕事のクオリティにも影響します。正規料金じゃないから、こちらもちょっと仕事に対して緊張感がないと言うか、甘えが出る気がします。それって自分のためにも絶対良くない。やはり、正規料金での依頼は、緊張します。ミスしたらいけない、満足してもらえなかったらいけない、そうやって自分を律しながら仕事に向き合えている。そんなことも改めて思い出しました。
友達を失うか?仕事を失うか?
結局、お友達価格ありきでしか仕事が回らないような状況だったら、何やってもダメなんですよね。そこに対して毅然とした態度で、きちんと仕事の内容で勝負しなきゃ。どちらを選んでも自己責任。だったら変な忖度して友人関係を守るより、仕事を大事にしたい。自分で切り拓いて行かなきゃ。自分で仕事をするってそんなに甘くない。
以上、本日の気づきと戒めでした。